随筆風小説 プレイリスト
トラック25 切札 V.W.P
ちょっとしか目の前の幸せがある。 それを見えていないのはとても悲しい。
周りを見てる暇があるなら、目の前を見てよ。 僕のことなんてどうでもいいから。
僕なんて、いつも下を向いていた。 むしろ寝ることが多かった。 だから、世界は切り取られていた。
毎日通っていた風景なのに、こんなにも新鮮なのは本当にびっくりした。 スマホをいじっている場合でも寝てる場合でもない。その景色に目を奪われていた。 毎日通っていたはずなのに、こんな世界があるのは知らなかった。
幸せは本当に目の前にあった。
離れてみて分かる。いつもの風景が、いつもそこにあるとは限らないことを。
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。
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参考楽曲
あとがき
今まで見ていた景色がガラリと変わる瞬間 2024年6月12日
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