随筆風小説 プレイリスト
トラック21 TRANSFORM VALSHE
本当に僕は存在するのか? 寝る前にふと疑問が浮かぶ。 そんな時は、目をつぶって、想像して縄文時代から現代まで、辿っていく。
不思議だな。 僕の目線は僕の目から世界を見ている。 雪夜という名前が与えられ、雪夜として生きている。 当たり前なのだが、なんとも不思議な感覚にならないだろうか。 どうして、雪夜という人間の視界からの世界しか見れないのか。 いつから、僕は雪夜の意識として存在するのか。僕の経験は僕にしか分からない。 僕から見た世界は僕にしか分からない。
1人でどこかへ行って、1人で何かしたとしても、誰にも共有されない。 ずっと行き慣れていたところを後にしても、お世話になって感謝と感動は、僕の心の中にしまい込むしかない。
こんな経験、他の人も同じだろうと思っていたら、全く違った。 当たり前だけど、違うと自覚してないと、とんでもない間違いを犯す。
僕は1本手前で踏み止どまった。 皆が出来ることを何で出来てないんだと思っていたら実は違った。 皆出来てないし、そもそも、そんな過酷な経験をしていなかった。
出来ないことは、自覚していた。 こんな自分がなんて出来ないんだと責めずに、無意識に無理をしないようにしていた。 そして、順応するために、無意識に性格を変えた。 意思決定はどちらの性格でも、他人の感覚がなく、自分で決めてる感覚がある。 僕の中に全く違う性格が平行で存在している。
でも、どんな僕でも、僕は僕だ。
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。
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参考楽曲
あとがき
昔からずっと考えていたことを書いてみた。2024年4月14日
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